面接試験

僕、大学に推薦はされたものの、一応というか面接試験があるんです。今日。たいがい受かるらしいんだけど、やっぱり落とされることもあるそうで。緊張します。
「君の愛読書はなんですか?」
「ジャンプ」
って答えて落ちたヒトが過去にいるらしいです。いや、さすがにそんなことは言わないと思うけど緊張して頭真っ白になって変なこと口走っちゃいそう
頭の中でシュミレートしてみる。
「君の好きな動物は何かね」
「え?ネコとかイヌとかウサギとか…」
「それはなぜかね」
「は?(何その質問?もしかして心理読まれてるんか?)か、かわいいからです」
「はいわかりました。では、最近心に残ったニュースはありますか」
「はい。今朝のニュースなんですが、井川投手の契約更改がまだ終わっていないというニュースです。井川は二億三千万要求しているのに対し球団側は二億一千万しか出さないと言っているらしいです。二億三千万ていうのは実は今岡選手と同額なんです。今岡は首位打者になり打点も高いけどこっちは二十勝やぞと。沢村賞やぞと。左の二十勝なんて今後十年出なくてもおかしくはないぞと。今岡より低いっちゅーこたないやろというわけです。しかしもう三十回も交渉してるなんて
すごく両者とも強情だなと思いました。それというのも井川は代理人制度を使ってるかららしいです。この際交渉決裂してパかメジャー行ってくれたらこっちとしては楽なのになと思いました。」
「君はもしかして阪神ファンではないのかね」
「あっはい。巨人ファンです。」
(ヒソヒソ)
面接官はもう一人の面接官に耳打ちをしている。
(ポンッ)
「不合格じゃ」

っていうシュミレート結果になった。