イチロー、大リーグ記録更新!!

すごい!!イチロー!!!やばい、やばい。すげー。キャー。考えただけで笑顔になってしまう。ホンマにやってしまうとは。百年以上の歴史を誇る大リーグの中で史上最強の安打製造機。もし大リーグよりも上のリーグがあったとしたらイチローは間違いなくそこの選手だろう。
ベーブルースは自分に求められているのはピッチングでも打率でもなくホームランだと考え、ホームランを打ち続けて大リーグ記録を作った。イチローは、ヒットを打つことに目標を絞り不滅の記録を破ったのだった。ヒットをたくさん打つために打球にドライブ回転を与え外野手の前に落ちるように工夫し、内野ゴロに回転を与えて内野安打を量産し、さらにはバットを細くして厳しい球をカットして好きな球だけを待つなど、まさに磨き上げられた芸術品のような打撃技術。彼を表現するのにもう安打製造機などという言葉では物足りない。もっと上の言葉が必要だ。誰か考えてくれ。
天才。想像もつかないような努力を気の遠くなるほどしたであろうことは確かだがそれでも僕は敢えてイチローを天才といいたい。なぜなら、これまで野球のために努力をした人間はたくさんいるがその中でイチローは、もっとも野球がうまくなる練習をチョイスして取り組んだからだ。自分が野球がうまくなるためにどんな練習が最も適しているかを見抜く眼はまさに天才的といえるのではないだろうか。
歴代シーズン安打記録ランキングのトップ10はイチロー以外すべて70年以上も前の記録だ。70年以上前に記録が集中しているのは昔はピッチャーの投げる球種が少なくカーブとストレートくらいしかなかったからではないかといわれている。現在ではスライダー、シュート、シンカー、フォーク、チェンジアップ、ナックル、スプリットフィンガードファーストボール、ツーシームカットボールなどありとあらゆる変化球が発明されたため、ヒットを打つことが格段に難しくなり歴代安打のかずかずの記録は不滅の記録といわれるようになった。さまざまな変化球を攻略して不滅の記録を破ったイチロー。昔より試合数が増えたことを差し引いても、大リーグの歴史の中でもイチローがずば抜けた存在であることがよくわかる。
僕が生まれたころにはもうすでに王貞治は868本を打っていた。王が世界記録を次々と更新していくさまをリアルタイムで応援したかった。だが今僕はイチローと同じ時代に生まれることができた。そのことを喜びたい。野球がこの世にある限り永遠に語り継がれていくであろうイチローをこれからも応援し続けたい。目指すは通算4500本安打だ。