人生を麻雀に例えると

配パイは自分が生れ落ちた環境や天賦の才能で、ツモハイは自分のできることやれることだと思う。その中で自分が持っているもの(手牌)と周りの状況を見渡して何を取捨選択するか決めるんだと思う。人生は選択の連続だ。ゆっくり考えてもいいけどそれは社会(メンツ)がなかなかいい顔をしない。効率よく考えないといけない。何回かツモって行ったらあるいは最初から次第に自分だ将来どうなっていくかが大体わかってくるだろう。ピンフタンヤオチャンタか染め手系かあるいは夢を見て役満を狙っていくのか…!他人についてはなかなか完璧に知り尽くすことはできない。河の様子や鳴き具合、あるいは微妙な表情なんかでしか知ることができない。他人は所詮他人なのかもしれない。通しとかもあるけど…。どうしても流れが悪いことはあるだろう。糞配パイにクソヅモが続けば嫌になることもある。ましてや思い切ってドラを捨てたのにまたツモってきたりして裏目ったら自暴自棄にもなりかねない。山がどのように積まれているかは運命のように決まっている。でもそれもがむしゃらに頑張って鳴いてやれば流れを変えて運命を変えてやることだってできる!麻雀はこんなすばらしいことも示唆してくれている。そうもせずに自棄を起こしてしまい一番やってはいけないことはフリコミだ。冷静になれば避けることができる危険を、あるいは危険だとわかっていても被る事になる。こうなるとトップとの差は和了点の二倍となり取り返すことが困難になる。こうならないためには知識を持っておく必要がある。現物はもちろんスジやかべや大物手だと感じ取る力が必要だ。君子危うきに近寄らず、危険を避けてベタオリすることも勇気だ。流れが悪いときは決して振り込まないようにじっと耐えてじっと耐えていれば必ず流れは来る。運は自分の力で引き寄せるものだ。しかしどんなにチャンスが回ってきても自分に力がなければ生かしきることができない。奇妙な偏りのある引き牌が続いたとき流れを読み切る勘と知識と冷静な判断力がないと成功はつかめない。僕は何度も国士無双四暗刻などの役満を目指したことがあるが一度も上がったことはない。あがってみたいとも思うけれど、ひがむわけではないけれど何も役満なんかしなくても麻雀は勝てる。十分に勝ち組にはなれる。いずれにしても流れが来ているときはだいたいの人が成功することができるだろう。だから大切なことは流れが悪くて苦しくてどうしようもないときにどうするのかが大切だと思う。麻雀の格言に「平和に始まり、平和に終わる」という言葉がある。これはピンフはたぶん一番あがりやすい役だからだと思う。だからメンゼン限定だし雀頭に制限があったり両面待ちでないといけないんだと思う。たぶん。ピンフのいいところはドラが絡みやすいし他家からロンを期待しなくてもツモりやすいし、それになんといっても役が絡みやすい。三色、イーペーコー、タンヤオチャンタホンイツチンイツもある。いろんな可能性があるすばらしい手だ。中国人はピンフに「平和」という名を与えたがこれこそが一番大切なことだと言っている様に思えてならない。そして逆に国士無双は、十三種類の牌をバラバラに使った異端の役。人生で万人の上に立つような大成功を収めようと思ったらこれくらい常軌を逸したことを人に知られず泣き言も言わず黙々とやり続けられないとだめだといっているように思う。
僕は少し前まで運気的に国士聴牌くらいのテンパッた状況だったけど誰かが九ピンを4枚持って抱え込んでいたらしく、あがることはできなかった…。全局のことは忘れて早く今の何を切るかを考えなければならない。