ラーメン博物館

横浜からから帰る途中、新幹線へと乗り継ぐ新横浜駅で「ラーメン博物館」という文字を発見しました。すでに友達とは解散していたのですが十分に時間があったので行って来ました。ラーメン博物館は1階が博物館になっていて地下に全国から選りすぐりのラーメン屋が八件もあり食べ比べができるようになっています。
1階は主にカップラーメンの発明の偉大さや発明にいたるまでの道のりが展示してあるほか、オリジナルのカップラーメンが作れるというイベントもやっていました。地下は昭和33年の駅前商店街の町並みを再現したノスタルジックなジオラマのなかにラーメン屋が並んでいます。各店にミニラーメンというメニューがあり、食べ比べしやすいようになっていました。
 旭川  蜂屋
 札幌  けやき(欅)
東京窪塚 春木屋
山形赤湯 龍上海
 博多  ふくちゃんラーメン
和歌山  井出商店
 熊本  こむらさき
     支那そばや
の八店舗でした。ぼくはそれぞれの店でミニラーメンを食べ比べしました。

最初に食べたのは去年の12月からラーメン博物館に来た、龍上海のからみそラーメンです。これは中央に辛味噌が盛られており、これを溶かしながら食べていくのが特徴です。魚介系のスープがまろやかで深みがありとてもおいしかったです。麺が個性的でかなりの太さの縮れ麺でモチモチシコシコ食感はかなりのものでした。

次に蜂屋のミニラーメン(塩)を食べました。このラーメンの一番の特徴は焦がしラードです。スープを飲むと非常に香ばしいいい香りがして一見こってりとしているが、いったん冷却して余分な油分を取り去っているのでとてもあっさりすっきりとしておいしかったです。僕的には麺とチャーシューがやや硬すぎました。

次は井出商店トンコツ醤油のミニラーメンでした。この店は以前ラーメン博物館でやっていた店がもう一度食べたいという客の声で復活したらしいです。味はというとシンプルながらスープもラーメンもまろやかでとてもおいしかったです。僕的にはトンコツ醤油ラーメンが一番好きみたいです。

最後に食べたのはこむらさきです。ホントは全部食べたかったのですがおなか一杯になってしまいました。熊本らしく、トンコツスープにキクラゲや細モヤシが入り、これににんにくチップが入ります。ここのスープはしっかりと味がついているのにかなりあっさりとしています。あまりにあっさりしていて冷たいスープを飲んでいるような錯覚に陥り、口の中を火傷してしまうほどでした。

ミニラーメンしか食べていないし、食べる順番も影響があったかもしれないけど僕的には井出商店かこむらさきのラーメンが一番おいしかったです。どうやら僕は細めのトンコツ系のラーメンが好きみたいです。他の店もほんとにおいしくてさすがラーメン博物館の館長が全国のラーメン屋を渡り歩いて発掘・誘致してきただけあると思いました。これだけおいしいラーメンを連続して食べるなんてほんとに夢のような時間でした。





でも、この日の晩に行った地元の「だんじょうラーメン」が一番おいしかったです・・・。